Searchバックエンドのトラブルシューティング: 推論フィルター – Yext Help

この記事では、推論フィルターに関連する検索バックエンドの問題をトラブルシューティングする方法を概説します。

まず、一般的なトラブルシューティング手順として、ヘルプ記事「バックエンドでの検索の問題のデバッグ方法」に従ってください。問題が解決していれば、残りの手順をスキップしても構いません。

問題が発生しているクエリの検索ログを開きます。以下のいずれかを行います。
1. Search > [[エクスペリエンス名]] > [テスト検索（Test Search）]または [設定（Configuration）]サブタブに移動します。テスト検索を実行し、ドロップダウンメニューから[クエリをデバッグ（Debug Query）]を選択します。
2. ステージングまたは本番環境リンクですでに検索を実行している場合、Search > [[エクスペリエンス名]] > [検索ログ（Search Logs）] に移動し、該当する検索ログをクリックします。検索バーまたはフィルターを使用して正しい検索ログを見つけるか、検索を再度実行して一番上に表示させます。
検索ログの各バーティカルに適用された推論フィルターがあれば、どのフィルターであるか確認する。推論フィルターが有効にしてはならないフィールドに適用されている場合は、手順5に従って無効にしてください。
検索に含まれるトークンを確認する。クエリのトークンは、どの推論フィルターが適用されるかに影響を与えます。これは、検索ログの右側にある検索要素ボックスに表示されます。
1. 推論フィルター値が検索トークンとして含まれていない場合、ストップワードと見なされます。クエリトークンとして評価されないため、推論フィルターは適用されません。例えば、state == 'IN'は推論フィルターをトリガーしません。
2. クエリと目的の推論フィルターフィールド値の一致トークン数を確認します。フィールド値が単一のトークンの場合、推論フィルターを適用するには、クエリがそのトークンと一致する必要があります。フィールド値に2つ以上のトークンがある場合、クエリには少なくとも2つのトークンが一致する必要があります。
3. 推論フィルターフィールド値で2つ以上のトークンが一致する場合、一致するトークンの割合が最も高いものが最適な一致となります。クエリ「blue cross」と「Insurance」フィールドのフィルター候補「blue cross」および「blue cross blue shield」の場合、「blue cross blue shield」では２対4で一致するのに対し、「blue cross」では2対2でトークンが一致するので、推論フィルターはこちらに適用されます。
推論フィルターが正しく設定されていることを確認する。必ず推論フィルターを適用したいフィールドのみを有効にします。以下の要領で設定内容を確認してください。
1. Search > [[エクスペリエンス名]] > [バーティカル（Verticals）]に移動します。
2. 該当するバーティカルを選択し、[フィルター]」タブをクリックします。
3. 適切なフィールドが選択されていること、そして適切なフィールドで推論フィルターがオフになっていることを確認します。
4. フィールドを追加または削除するには、右上の [+ フィールドを追加/更新] をクリックします。必要なフィールドを選択または選択解除し、[更新] をクリックします。
5. フィールドを推論フィルターとして追加または削除するには、推論フィルター列のボックスをチェックするか、またはチェック解除します。
エクスペリエンストレーニングのオーバーライドを確認する。目的の推論フィルターは、拒否された場合や同じ検索クエリに対して別の推論フィルターが承認された場合には表示されません。
1. [検索] > [[エクスペリエンス名]] > [推論フィルター] （トレーニングの下）の順に進みます。
2. 検索バーを使用して、トラブルシューティング中の検索用語をフィルタリングします。
3. クリックして「完了した内容を表示」のトグルをオンにします。
4. 関連するバーティカルに推論フィルターエントリがあるかどうかを確認します。
  1. 目的の推論フィルターが関連するバーティカルで拒否された場合、この推論フィルターはこの検索クエリには適用されません。適用したい場合は、完了したエクスペリエンストレーニングのオーバーライドを解除してください。
  2. 異なる推論フィルターが承認された場合、希望する推論フィルターは適用されません。
    1. 誤ったフィルターを解除します。
    2. 「完了した内容を表示」をオフに切り替えます。
    3. 希望する結果を承認するには、横にある緑色のチェックマークをクリックしてください。
  3. 複数のアクティブなオーバーライドがある場合は、不要なものを解除し、アクティブなオーバーライドが1つだけになるようにします。
5. 詳しいガイダンスについては、ヘルプ記事「エクスペリエンストレーニングオーバーライドのトラブルシューティング」をご覧ください。
6. 推論フィルターの順序を確認する。同じ値を持つ2つの候補の推論フィルターがある場合、タイブレーカーとして機能する推論フィルターの順序を設定します。
  1. 1. [検索] > [[エクスペリエンス名]] > [JSONとして編集] の順に進みます。
    2. 該当するバーティカルのnlpFilterOrderプロパティを以下の形式で編集または追加します。
```
 "verticals": {
  "facilities": {
    "entityTypes": [
      "healthcareFacility"
     ],
     "name": "Facilities",
     "nlpFilterOrder": [
       "specialties",
       "builtinFile.medicalConditions"
     ],
     "searchableFields": {
       "builtinFile.medicalConditions": {
         "nlpFilter": true
        },
        "specialties": {
          "nlpFilter": true
        },
      },
      "source": "KNOWLEDGE_MANAGER"
    }
  }
```