レビューへの対応は、お客様と交流し、優れた体験を提供する上で、非常に重要な要素です。こうした観点から、レビューへのレスポンスに関する指標を経時的に追跡することが肝要です。返信済みのレビューの数、返信済みのレビューの比率、返信に要する平均時間などがこれらの指標に含まれます。
Review Responseのレポートビルダーでは、こうした追跡に役立つレスポンス数、レスポンス率、レスポンス時間の3つの指標を用意しています。
これらの指標はいずれも、エンティティまたはパブリッシャー用フィルタやディメンションを用いて直感的に活用できますが、時間に関するフィルタやディメンションを利用する際にはいくつか留意しておくべき点もあります。以下では、各指標につきその詳細を説明しています。
レスポンス数 - レビューに対するレスポンスの数(プラットフォーム内でのレスポンスに対応しているパブリッシャーが対象)。
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レスポンス数(時系列)は、対象の期間を通じて返信が行われたレビューの総数を示します(この際、元のレビューを受信した日時は考慮されません)。
- 注:レスポンス数の判定は、対象のレビューが作成された時点ではなく、レビューに対して返信を行った時点に基づき行われます。
- 例えば、1月に作成されたレビューに対して2月に返信を行った場合、このレスポンスは2月のレスポンス数の合計に含まれます。
レスポンス率 - レビューのうち返信済みの比率(プラットフォーム内でのレスポンスに対応しているパブリッシャーが対象)。
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時間に依存しない指標です。レスポンス率(時系列)は、特定の期間に受信したレビューのうち、返信済みのものの比率を示します。この際、返信を行ったタイミングは考慮されません。
- 注:レスポンス率の判定は、対象のレビューに対して返信を行った時点ではなく、レビューが最初に作成された時点に基づき行われます。
- 例:1月と2月にレビューを3件ずつ受信し、これら6件への返信を2月にまとめて行ったとします。フィルタで月別に絞り込むと、1月に受信したレビューの100%に返信を行っているため、実際の返信は2月に行っているにもかかわらず、1月の返信率は100%となります。また、2月に受信したレビューについてもすべて返信を行っているため、2月の返信率は100%となります。この数値が200%となることはありません。
レスポンス時間 - レビュー日とレスポンス日の間の平均期間(プラットフォーム内で返信したすべてのレビューが対象)。
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時間に依存しない指標です。レスポンス時間(時系列)は、任意の対象期間に受信したレビューへの返信に要した平均時間を示します。
- 注:レスポンス時間の判定は、対象のレビューに対して返信を行った時点ではなく、レビューが最初に作成された時点に基づき行われます。(1月31日に受信したレビューに対して2月1日に返信を行った場合、時間ディメンションが1月に設定されていれば、これらのレビューは1月の平均レスポンス時間に算入されます)。
- 例:レビュー5件を1月1日に受信し、このうち3件に対してその日のうちに、受信から平均3時間後に返信したとします。この場合、返信を行ったレビューの件数は5件中3件のみですが、平均レスポンス時間は3時間となります。
さらに、以下のディメンション/フィルタを利用することができます。
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レスポンス時間 ディメンション/フィルタ
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複数オプション選択:
- 1時間未満
- 1時間から1日の間
- 1時間から1週間の間
- 1週間から1か月の間
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複数オプション選択:
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レスポンス待ち ディメンション/フィルタ
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単一オプション選択:
- 返答済み
- 返答待ち
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単一オプション選択:
注:
- 上記のすべての指標につき、レビュー時間は元のパブリッシャーまたはファースト・パーティのサイトで元のレビューが作成された時間に基づくものです。
- これらの指標はプラットフォーム内でのレスポンスが可能なパブリッシャー(Googleビジネス プロフィール、Facebook、自社サイトのレビュー、Yelp Enterprise、Yelp Knowledge、Yell)のみに関してご利用になれます。これらのパブリッシャーに関しては、Yext内外でのレスポンスがデータセットに表示されます。
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